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ヘンデル「メサイア」全曲演奏会

  • Hisa
  • 2016年4月25日
  • 読了時間: 3分

瀬戸メサイア合唱団創立25周年記念

ヘンデル「メサイア」全曲演奏会

~古楽器によるダブリン1742年初演版~

2016年4月24日(日) 14:00開演

瀬戸市文化センター 文化ホール

無事終演しました。

今回は、古楽器(中古の楽器じゃないですよ(笑)のアンサンブルと

瀬戸でメサイアの初演版を演奏しよう、という試みで、

2年前から合唱団の皆様、指揮の大塚直哉先生、

コンサートマスターの桐山建志先生のご協力のもと、

当初は無謀では!?と思えたこの演奏会も、

予想をはるかに超える1100名のお客様を迎えて、

大成功で終えることができました。

100回はメサイアを演奏しているとおっしゃった桐山先生ですら、

ダブリン初演版での演奏は今回が2度目でご苦労があったとのこと。

演奏の中でも、ちょこちょこと小さなハプニングもありつつ、

それも楽しい!と思えるほど、みんながひとつになって、

最後のAmenのひとことまで、良い緊張感を保ったまま、

演奏できたと思います。

私は1か月前に体調を崩して以来、

なかなかすっきり調子が戻らず、

当日朝のゲネプロでもまだ「こんなふうに歌いたいんじゃ無い…」と

どうなるんだろう、どうすればいいんだろうと、

不安でした。

いつもなら、何にも問題なく歌えるフレーズでも

うまくいかない…

そして指揮の大塚先生が要求されていることを

やりたいのに「こう歌いたい」と思うことができないもどかしさで

自己嫌悪というか、よくない方向に悩んでしまっていました。

本番前、楽屋で女性ソリスト4人でお弁当をいただきながら、

たくさんお話しさせていただいて、気持ちがとても軽くなり、

そして少し歌ってみると、「あれ?なんか朝と違う!」と

「これは歌えるかもしれない!」と単純な私は

よくない緊張が飛んでいってしまいました。

そして、本番。

4番の合唱を歌うと、

「そうだ!これだ!こう歌いたかったんだ!!!」

と心から嬉しくなり、あとはそのままソロも合唱も

歌うことができたのです。

歌はメンタルの影響がそのまま声に乗ってしまいます。

17番のソロ前のRecitativo

and the tongue of the dumb shall sing

口をきけなかった人は 歌うようになる

あまりに自分の状況に当てはまりすぎていて、

きっと私の歌は「嬉しい!幸せ!」と聴こえたのではないでしょうか(笑)

そしてなによりも、2年間一生懸命努力された、

瀬戸メサイア合唱団の皆さんの歌声!

合唱指導のお手伝いをしてきた中で、

本番が一番良い演奏だったと思います。

ちょこっとミスは…きっと初演時にもあったはず(笑)

小さなミスよりも、みなさんの大成功を喜びます!

本当におめでとうございました!

さ、次に向かって、また一緒に歌っていきましょう。

↑ ご来場くださった方からいただいたカーテンコール時の写真

右から 指揮の大塚直哉さん、ソリスト井上しほみさん、磯村美有紀さん、高岡美千代さん、

私、神田豊壽 さん、大久保亮さん、、コンサートマスター桐山建志さん、能勢健司さん

オーケストラは瀬戸ロイヤルバロックアンサンブルのみなさん、

瀬戸メサイア合唱団のみなさん

↓終演後 指揮の大塚直哉さんとソリストで。皆さんほっとした良い笑顔。

 
 
 

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